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天然物質としては世界で始めて発見 神経成長因子(NGF)合成物質「ヘリセノン」のお話
静岡大学農学部応用生物化学科「河岸洋和教授」の 研究論文の一部を記載させていただきます。
※記載の内容を誤訳しないように原文の抜粋を掲載します。
──────────これより原文の抜粋を掲載─────────────────
◆天然物質としては、世界で始めて発見されたNGF合成促進物質「ヘリセノン」 人間の脳は、膨大な数の神経細胞(ニューロン)で構成されており、それぞれのニューロンは 細長い枝を伸ばして他のニューロンとつながっている。
こうしてできあがった複雑なネットワーク上で信号のやりとりをすることで、私たちは、瞬時に 情報を処理し、認識や判断を下して、身体各部分に指令を飛ばしている。ニューロンは20歳 を過ぎたあたりから1日数万個ずつ減っているとされているが、残されたニューロンが活発に 枝を伸ばしてつながりあい、失われたニューロンの働きを補っている。
この時、ニューロンに枝をのばす様に積極的に働きかけているのが神経成長因子(NGF)を 代表とするニューロトロフィン・ファミリーという物質群である。
ニューロトロフィン・ファミリーは神経細胞の機能維持に関わっているこれが正常に機能しない ことが、アルツハイマー病などの痴呆症を引き起こすことが、示唆されている。
これらの栄養因子はタンパク質であり、そのほとんどの構造も明らかになって、遺伝子工学 的に生産が可能である。しかし、タンパク質であるがゆえ、血液・脳関門を通過できず、経口 や注射で与えることができない。
そこで、血液・脳関門を通過し、本来脳の中でこれら栄養因子を産出しているアストログリア 細胞などを刺激して作らせることができれば、痴呆症の予防や治療に有効と考えられる。 この考えに基づいて、世界中でNGF合成促進物質の探索研究が行なわれてきた。
筆者は、と岐阜薬科大学の古川昭栄教授と共同で、キノコからの活性物質の探索 を開始し、幸運なことに、天然物質としては世界で始めてのNGF合成促進物質をヤマブシ タケの子実体から発見し1991年にその一報を発表した。
この物質は、ヤマブシタケの学名「ヘルセシウム・エリナセウム」から「ヘリセノン」と名付け られ少しずつ構造が違うヘリセノンA、B、C、・・Hの8種類が見つかっている。
◆アミロイドβペプチドの毒性抑制作用を発見
痴呆症の原因は他にも様々なものがある。アルツハイマー病患者の脳には、アルミドβ ペプチドが蓄積して細胞に毒性を示し、死に至らしめる。このことがアルツハイマー病の 一因といわれているが、ヤマブシタケは、この毒性を抑制する活性を示した。
※本文は「キノコの機能性とそれを司る物質」FOOD Style21(食品化学新聞社) 2003年9月号より編集者の許可ウを取って抜粋したものです。 ──────────── 原文の抜粋を掲載終了─────────────────
大切な文章なので、繰り返しお読みください。「ヘリセノン」がいかに、大切な物質かわか るはずです。
現在に至るまで、ヤマブシタケは、βーグルカンがアガリスクよりも多く含まれているとか、 活性酸素を無毒化するSOD様物質が多く含まれるなど、多くのマスコミに取り上げあげら れてきました。そして、ガンの成長を遅くすることを目的に服用されてきました。
今新たに、「ヘリセノン」という物質の発見で、「ボケ」「アルツハイマー」に有効な、21世紀 のきのことして改めて、注目されているのです。
天然物質としては世界で始めて発見
神経成長因子(NGF)合成物質「ヘリセノン」のお話
静岡大学農学部応用生物化学科「河岸洋和教授」の
研究論文の一部を記載させていただきます。
※記載の内容を誤訳しないように原文の抜粋を掲載します。
──────────これより原文の抜粋を掲載─────────────────
◆天然物質としては、世界で始めて発見されたNGF合成促進物質「ヘリセノン」
人間の脳は、膨大な数の神経細胞(ニューロン)で構成されており、それぞれのニューロンは
細長い枝を伸ばして他のニューロンとつながっている。
こうしてできあがった複雑なネットワーク上で信号のやりとりをすることで、私たちは、瞬時に
情報を処理し、認識や判断を下して、身体各部分に指令を飛ばしている。ニューロンは20歳
を過ぎたあたりから1日数万個ずつ減っているとされているが、残されたニューロンが活発に
枝を伸ばしてつながりあい、失われたニューロンの働きを補っている。
この時、ニューロンに枝をのばす様に積極的に働きかけているのが神経成長因子(NGF)を
代表とするニューロトロフィン・ファミリーという物質群である。
ニューロトロフィン・ファミリーは神経細胞の機能維持に関わっているこれが正常に機能しない
ことが、アルツハイマー病などの痴呆症を引き起こすことが、示唆されている。
これらの栄養因子はタンパク質であり、そのほとんどの構造も明らかになって、遺伝子工学
的に生産が可能である。しかし、タンパク質であるがゆえ、血液・脳関門を通過できず、経口
や注射で与えることができない。
そこで、血液・脳関門を通過し、本来脳の中でこれら栄養因子を産出しているアストログリア
細胞などを刺激して作らせることができれば、痴呆症の予防や治療に有効と考えられる。
この考えに基づいて、世界中でNGF合成促進物質の探索研究が行なわれてきた。
筆者は、と岐阜薬科大学の古川昭栄教授と共同で、キノコからの活性物質の探索
を開始し、幸運なことに、天然物質としては世界で始めてのNGF合成促進物質をヤマブシ
タケの子実体から発見し1991年にその一報を発表した。
この物質は、ヤマブシタケの学名「ヘルセシウム・エリナセウム」から「ヘリセノン」と名付け
られ少しずつ構造が違うヘリセノンA、B、C、・・Hの8種類が見つかっている。
◆アミロイドβペプチドの毒性抑制作用を発見
痴呆症の原因は他にも様々なものがある。アルツハイマー病患者の脳には、アルミドβ
ペプチドが蓄積して細胞に毒性を示し、死に至らしめる。このことがアルツハイマー病の
一因といわれているが、ヤマブシタケは、この毒性を抑制する活性を示した。
※本文は「キノコの機能性とそれを司る物質」FOOD Style21(食品化学新聞社)
2003年9月号より編集者の許可ウを取って抜粋したものです。
──────────── 原文の抜粋を掲載終了─────────────────
大切な文章なので、繰り返しお読みください。「ヘリセノン」がいかに、大切な物質かわか
るはずです。
現在に至るまで、ヤマブシタケは、βーグルカンがアガリスクよりも多く含まれているとか、
活性酸素を無毒化するSOD様物質が多く含まれるなど、多くのマスコミに取り上げあげら
れてきました。そして、ガンの成長を遅くすることを目的に服用されてきました。
今新たに、「ヘリセノン」という物質の発見で、「ボケ」「アルツハイマー」に有効な、21世紀
のきのことして改めて、注目されているのです。