「人参」と「酵素」の物語
〜人参ジュース・ミックスジュースを飲まれる方へ〜
第２章 「酵素の話」
第３節 老化によって酵素が激減する
「老化によって酵素が激減する。」
唾液の中に「アミラーゼ」という澱粉の分解酵素があるのは、ご存知だと思います。
シカゴにあるマイケル・リーズ病院の実験では、「唾液中のアミラーゼ」の量を調査した結果、
若いグループの唾液中のアミラーゼの量は、６９歳以上のグループのアミラーゼの量の「３０倍」でした。
この実験の結果、潜在酵素の量は、加齢とともにどんどん減っていくことがわかりました。
酵素の量が減り、潜在酵素の働きが弱まると、様々な代謝機能も低下していきます。
例えば、人間の体の細胞は、だいたい７年位で新しく入れ替わるといいますが、これは「新陳代謝」といわれています。この
「新陳代謝」も加齢とともに弱まるのです。よく、中年太りの原因に「基礎代謝」が下がるからだといいますが、皆さん「代謝」が下がることを、よく認識しているのです。しかし、ここで問題になるのが、
代謝が下がることが、老化の原因だったり、ガン・心臓病などの病気にかかりやすくするのだということが結びつかないことです。
「消化酵素が優先されるということが、大変なことなのです。」
原始時代、人間は現代のように飽食たったとは思えません。飢えている時間が長かったのだと思います。いつも空腹だった人間の先祖は、エネルギーを得るために、食べたら急いで消化する必要性があったのです。その結果、
酵素利用の優先順位は、消化酵素が咲きに、代謝酵素はその後になってしまったのです。その優先順位は、
消化酵素を大量に使用して代謝酵素が不足した場合に大きな問題になるのです。例えば、消化が悪いものを沢山食べてしまった場合、消化酵素は、早く消化するために大量に分泌されます。そのために体のあちらこちらから、潜在酵素を集めて、消化酵素に作り変えてしまいます。
その結果、潜在酵素が不足してしまい、代謝にまわる酵素が少なくなります。それでも、様々な代謝が行われ、最後に排泄等が上手く出来なくなり
「代謝不良」に陥ってしまうのです。
毎日消化に悪い食べ物を大量に食べていると、代謝に使うための潜在酵素を、ドンドン消化酵素に作りかえられてしまい、代謝不良が続き、だんだん細胞内の廃棄物がスムーズには排泄できなくなります。そして、老化や病気を進行させてしまうのです。
でも実際に、そんなに消化に酵素やエネルギーを使っているのでしょうか？
食べ物の消化に使っているエネルギー消費量は、１６００ｋｃａｌもあるのです。１６００ｋｃａｌといっても、「えっそんなに〜〜〜〜」というリアクションの方は、少なかったと思います。「なんおことだか、よくわからない」というのが正直なところです。
１６００ｋｃａｌは、４２ｋｍのフルマラソンの消費エネルギーより大きいのです。
消化するエネルギーだけで、フルマラソン以上です。消化にこれだけのエネルギーを使ってしまうと、
代謝につかうエネルギーが不足してしまうのもわかります。
そして・・・この排泄不良の結果、肥満になっていくのです。だんだん溜まっていく仕事の山みたいな物ですね。
体に溜まった毒素が限界に達すると、人間は水分を蓄積しはじめます。これが俗に「水太り」です。
だから・・解毒をしてあげれば水分を蓄積する必要がなくなり、その結果ダイエットになるのです。
ダイエットは結果としての数値なのです。
本来の目的は「解毒」なのです。私たちの身体は、元々、健康を維持する方向に代謝を続けていきます。この代謝の改善で、肥満・抜け毛・性的な不能・白髪なども、大幅に遅らせることができるのです。
前述したように、酵素は加齢と共に減少するのです。そして、
「酵素が減る→代謝が減る」ことを老化といいます。原因が明確なので、対策も極めて明解です。・・
潜在酵素の無駄遣いをやめるのです。
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